松本零士
1938年1月25日生まれ、福岡県久留米市出身。
6歳の頃から絵を描き始め、9歳で運命的な本(『新寶島』『月世界紳士』いずれも著者は手塚治虫氏)との出会いをきっかけに漫画を描き始める。
15歳の時に投稿作『蜜蜂の冒険』が「漫画少年」にて受賞掲載され、これが商業誌デビューとなる。
実質的な漫画家デビューは1957年「少女」掲載の『黒い花びら』。しばらくは少女漫画誌での執筆が続く。
1968年代に入り青年漫画誌が誕生し始めたころ「漫画ゴラク」に『セクサロイド』を発表。
以降、青年漫画誌での執筆が増え、少年・青年漫画のジャンルで活躍するようになった。
代表作:『男おいどん』『ガンフロンティア』『宇宙戦艦ヤマト』『クイーンエメラルダス』『ザ・コックピットシリーズ』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』『新竹取物語1000年女王』ほか。
春子はスターに…だが金塊を巡る抗争激化!
〈 書籍の内容 〉
映画デビュー作が大ヒットした女優・春乃こずえこと春子は、一気にスターの階段を駆け上がり、演技の才能を開花させていく。
春子が女優としての輝きを増すその影で、山岡は春子が拉致された際に注射された薬を製造した人間の捜索を決意していた。山岡は、財前が陸軍少将だったことから、薬の製造主は戦時中の七三一部隊関係者ではないかと推測し、刑事である菅原にその考えを打ち明けて協力を持ちかけた。
裏社会の人間である山岡からの話に菅原は返答を渋るが、立場は違えど春子を護りたい気持ちは同じだと語る山岡に、菅原は共感を感じ始めていた…
そして、金塊を巡る抗争のキーパーソンとして山岡と菅原にその身を捜されることとなった伴 純吉。財前の依頼で薬を作っている彼は、一体いかなる人物なのか。山岡は伴を捕らえることができるのか…戦争の影がまだ色濃く残る時代に、金塊を巡る抗争が激しさを増す、単行本第5集!!
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
春子の身を案じ、幸せを願う男、山岡と菅原。裏社会と警察という、真逆の立場に生きている二人ですが、春子を守るという共通の目的のため互いの距離が縮まっていく様子は胸熱です!
さらに、財前の依頼で薬を作っている男・伴 純吉が捜索されることになり、山岡の部下達が奔走。山岡一派は伴を見つけることができるのか…目が離せない単行本第5集、是非ご一読ください!!