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連載作品・作家

あらすじ

自伝的漫画作品を描く卯月妙子氏が、 自身の壮絶な半生を描いた『人間仮免中』ーーその後。

 

『人間仮免中』(イースト・プレス社刊)で、多数の賞にランクインした卯月妙子氏の最新作 『港町ブルース』

 

25歳の年の差を乗り越えて結ばれたボビーとの穏やかな日々。
のはずが、一転ーー
ボビーが倒れ、緊急搬送された時から物語が始まる。

 

72歳のボビーの身体に起きた異変。
それを全力で支える卯月妙子。
ただ「生きろ」と願う、純粋で強烈な祈りと覚悟の日々ーー
卯月妙子の新たな闘いが始まる。

 

全身全霊をかけて添い遂げようとするふたりの魂の物語!!

 

登場人物紹介

■卯月妙子(うづきたえこ)47歳。漫画家。統合失調症。障害者2級。

波瀾の人生を生き、ようやく今、25歳年上の夫とともに穏やかな日を過ごす。が……

■ボビー(石原吉朗)72歳。卯月の夫。人間としても男性としても卯月が絶大に信頼し愛する人。卯月のすべてを受け止める。

■としゆきさんボビーの実弟。現在、卯月夫妻と同じ町に住み、色々と面倒も見てくれる存在。

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作家紹介

卯月妙子

著者プロフィール

卯月妙子(うづき・たえこ)漫画家

 

1971年12月30日生まれ。重度の発達障害を持って生まれる。10歳の頃から幻聴、幻覚などが始まる。19歳から統合失調症の治療を開始。
20歳で結婚し一児をもうけるが、夫の会社倒産などによってAV女優、ストリッパー、ホステスなどをやりながら、挿絵、文章などの仕事もおこなう。同時に’91年漫画家としてもデビュー。実録エッセイ漫画などでカルトな人気を得る。
夫の自殺を経験し、統合失調症が悪化。
その後、各作品にも登場する「ボビー」と再婚し、現在に至る。
’09年、万能感から自身は歩道橋から投身し顔面崩壊、片方失明するが、一命を取り留める。

 

自身の経験を、その壮絶さだけでなく他者への優しさも保ちながら描く著作は多くの読者の支持を得て、2012〜2013年に『人間仮免中』(イースト・プレス刊)で各賞にランク・イン。
ほかの代表作に『人間仮免中 つづき』(小学館刊)『実録企画モノ』『新家族計画』『鬱くしき人々のうた〜実録閉鎖病棟』(太田出版刊)などがある。
現在、ビッグコミックオリジナル増刊号にて『港町ブルース』を連載中。

作品紹介

誰もが、“王の死”を待つ世界で。

 

〈 書籍の内容 〉

1546年――

 

肥大化した身体と、亡き父と兄の幻影に苦しめられ、誰にも理解されぬ孤独と不安に喘ぐ国王、ヘンリー8世。

 

「王妃キャサリン・パーに不貞の疑いあり」

 

政権奪取を狙う保守派層は、そんな王の心に付け入ろうと、虚偽の注進に及ぶ。

 

王家の家族再生を叶えた、罪なきキャサリン・パーの運命は。

 

“来るべき日”に備え、自らを鼓舞する王子エドワードは。

 

そして、ある夜、王として生きる者の孤独を誰より理解する“二人”が抱えることとなった秘密とは――

 

歴史が音を立てて動く、激震の第8集!!

 

〈 編集者からのおすすめ情報 〉

かの有名なイングランド王・ヘンリー8世は名君か暴君か。

 

「世界史の教科書で知ったヘンリー8世」、「王妃を次々と替えたで有名なヘンリー8世」、

 

……様々なイメージの中に存在する“確かに実在した、ひとりの男”。

 

本作の中でも、読む者に様々な感情を呼び起こさせた彼が、遂に終わりの時を迎えます。

 

その人生の意味を、判定するのは誰なのか。

 

これは、いつの世も共通する“如何にして生きるか”の物語です。

 

歴史ファンはもちろん、今を懸命に生きるすべての読者に捧げます。ぜひご注目ください!!

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