2013.09.30
ラクガキ大会でみつけた漫画家まとめ《藤子不二雄(A)先生編》 #小学館ラクガキ
[ラクガキ大会レポート その1]
小学館ビルに描かれたラクガキの中から、「オバQビル」の愛称の元にもなった「オバケのQ太郎」はもちろん『プロゴルファー猿』や『まんが道』など数々の名作で知られる藤子不二雄(A)先生の描いたラクガキをギャギャーン!と紹介します。
A先生は、インタビュー取材のためやや遅れてラクガキ大会の会場となった小学館ビル1階ロビーに。浦沢直樹先生に続く2人目のラクガキとして、メイン壁に『オバケのQ太郎』のQちゃんを描かれました。
その時の写真はテレビ等でも紹介されたので、目にした人も多いかと思いますが、そのまま額縁に入れて飾りたいほどのカッコよさ!というわけでコミスンでもドーン!と掲載。
Qちゃんを描かれた後は、しばらくラクガキで盛り上がる会場の様子を楽しそうに眺めていたA先生ですが、他の漫画家たちが藤子不二雄作品キャラを描くのを見て刺激されたのか、青いペンを手に取りガラス窓に『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造をドドーン!とラクガキ。これぞ本物、ココロの隙間が埋まりまくりです! そんな藤子リスペクトのラクガキのひとつ、島本和彦先生による「Qちゃん」。描いている間ずっとA先生が後ろに立たれていたので、炎の漫画家、島本先生もさすがにタジタジ?の様子。会場でA先生と一緒になった漫画家のみなさん、本当にうれしそうでした。 築46年で役目を終える小学館ビルですが、実はA先生が自らの青春時代を描いた『まんが道』には登場していません。つい先日、完結した『まんが道』の続編『愛...しりそめし頃に...』のラストで、トキワ荘の仲間達にとって後の代表作となる作品が生まれようとする瞬間が描かれています。その中のひとつが『オバケのQ太郎』なので、小学館ビルの歴史は、そこから始まったというわけですね!
<記事:平岩真輔(コミスン) 撮影:太田真三、大槻志穂、外山亮介、西村千春、林紘輝、ぺらねこ、三輪憲亮、横田紋子>
【初出:コミスン 2013.09.30】
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