月刊!スピリッツ
2024/01/12発売
新九郎、奔る! 第15集
ゆうきまさみ
新婚・新九郎、怒濤の文明19年の幕開け!
〈 書籍の内容 〉
文明18年、秋。
太田道灌の死は関東中に広まり、やがて、京の新九郎の耳にも入る。
甥・龍王丸の家督争いの相手・今川新五郎の後ろ盾が世を去り、安心してもよいはずだが、複雑な想いの新九郎。
龍王丸の帰駿に向けての準備を進めるが、当の本人が「帰りたくない」と言い始めて……
駄々をこねるかのように「駿河は怖い」と言う龍王丸に困り果てる新九郎だが、更に姉の伊都から、姪・亀の婚礼の差配を頼まれたり、妻・ぬいの体調が思わしくなかったりと頭を悩ませる事態が続出。
いつだって家族にも時代にも振り回される男の、踏ん張り時の文明19年がやってくる!
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
主人公・新九郎ももうアラサー。
室町時代当時だと、歴戦のベテランとも言える歳ですが、なぜかいつまでたっても奔走している新九郎。
しかし、正義感が強く、道理を大事にしてきた彼も“武士”として、“大人”として、時にあざとく、ずるく、先回りをして自分の家のために決断することが増えてきました。
そんな新九郎の成長はもちろん、甥・龍王丸のマイペースな当主への歩みにも注目していただきたい15集です!