週刊スピリッツ
2023/10/30発売
路傍のフジイ 第1集
鍋倉夫
まだ誰の眼中にもない真ヒーロー、フジイ!
〈 書籍の内容 〉
職場では空気みたいな存在感の独身男性。
なのに、その生き方は破格の格好良さ!
コスパとかマウントとか承認欲求とか、そういうものの為に戦ってる人生がなんだかどうでもよくなってくる…我々の価値観の外側で生きる男がここにいる!
前作『リボーンの棋士』で才能を炸裂させた鍋倉夫氏が新たに生み出した令和のニューヒーロー「フジイ」が、みんなが囚われている「幸せ」の概念ごと、爽快にぶち壊してゆく!
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
「喧嘩した友達と仲直りした。好きな人と両想いになれた。気がかりだった面接がうまくいった。そんな時--世界が輝いて見える」
「でも……そんな瞬間、長いこと経験してない」
第1話の冒頭、主人公の職場の後輩が心の中でつぶやくナレーションに担当編集はいきなり横殴りにされました。
充実している人間と、そうでない人間とが一緒に暮らすこの世の中で誰もが一度ふと考えてしまう、あるいは考えないようにしている「いい大人が声に出して言いづらい感情」をバーストさせてくるけっこうとんでもない漫画が誕生してしまいました。ぜひご一読を!