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連載作品・作家

あらすじ

わたしはかつて、実の弟を誘拐した。



植物館の職員として隠れるように生活していた大森日向子のもとに、突然、弟の夏樹が姿を現した。七年ぶりの再会により、胸に蘇る耐えがたき痛み。私はかつて、この弟を誘拐した……。
あの時抱いた、甘く危険な感情。少年ではなく「男」になった弟。私たちは、禁忌を前に立ちすくむ。

新鋭が繊細に描き出す、情念と愛の物語。

登場人物紹介

 




大森日向子(おおもりひなこ)

植物館の職員として働く。かつて弟の夏樹を乗せた車で事故を起こし、一家離散を招いた。




夏樹(なつき)
日向子の弟。瑞樹とは双子。七年前の事故で、当時の記憶が一部失われている。日向子に思慕を寄せている。




瑞樹(みずき)
日向子の妹。夏樹とは双子。日向子のことを強く憎んでいる。

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作家紹介

三輪まこと

作品紹介

誰もが、“王の死”を待つ世界で。

 

〈 書籍の内容 〉

1546年――

 

肥大化した身体と、亡き父と兄の幻影に苦しめられ、誰にも理解されぬ孤独と不安に喘ぐ国王、ヘンリー8世。

 

「王妃キャサリン・パーに不貞の疑いあり」

 

政権奪取を狙う保守派層は、そんな王の心に付け入ろうと、虚偽の注進に及ぶ。

 

王家の家族再生を叶えた、罪なきキャサリン・パーの運命は。

 

“来るべき日”に備え、自らを鼓舞する王子エドワードは。

 

そして、ある夜、王として生きる者の孤独を誰より理解する“二人”が抱えることとなった秘密とは――

 

歴史が音を立てて動く、激震の第8集!!

 

〈 編集者からのおすすめ情報 〉

かの有名なイングランド王・ヘンリー8世は名君か暴君か。

 

「世界史の教科書で知ったヘンリー8世」、「王妃を次々と替えたで有名なヘンリー8世」、

 

……様々なイメージの中に存在する“確かに実在した、ひとりの男”。

 

本作の中でも、読む者に様々な感情を呼び起こさせた彼が、遂に終わりの時を迎えます。

 

その人生の意味を、判定するのは誰なのか。

 

これは、いつの世も共通する“如何にして生きるか”の物語です。

 

歴史ファンはもちろん、今を懸命に生きるすべての読者に捧げます。ぜひご注目ください!!

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