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ビッグオリジナル

2023/01/30発売

スティグマ 第5集

井浦秀夫

〈 書籍の内容 〉

アナタはキレイな妖怪に襲われたいですか?

その人生でいいの? そのまま死んでしまっていいの?
敵対するヤクザの組長を単独で殺害し服役。25年の刑期を終え出所したヤクザ鬼束与(おにづかたすく)は故郷に向かう際に山で遭難し、妖艶な雪女に助けられる幻覚を見る。だが、その夜の出来事は幻覚ではなく現実、雪女は実在し「化生」と呼ばれる妖怪だった。雪女の名はユキ。東京で再びユキと遭遇した鬼束は彼女の協力を得て失踪した舎弟・月波次郎(つきなみじろう)と再会し衝撃の事実を知らされる。
「組長を夢見て頑張ったことが間違いだったのか?」落ち込む鬼束は50歳、取り戻せない時を思い黄昏れる。そんな漢にただ寄り添うことしかできないユキ。
人間に惚れた化生は「正体を知られてしまったら殺せ!」という掟があることを知らされていた。鬼束を自分の「虜」にするためにめくるめく快楽の城に力ずくで誘い込む…

 

〈 編集者からのおすすめ情報 〉

『AV列伝』『弁護時のくず』『刑事ゆがみ』AV監督、女優、弁護士、刑事といわゆる業界ものでありながら、その職業の本質に潜む「正義の曖昧さを」エンターテイメントとして表現してきた井浦さんが、長きにわたり構想を考えて、いつか漫画にしようとしていた意欲作です。混沌とした世の中で「何のために生き、誰を信じれば良いのか?」おのおのの生き方のヒントになってくれればと思います。