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週刊スピリッツ

1985/05/30発売

美味しんぼ 第3集

●あらすじ/ある晩、中松警部は銀座の街頭で大暴れをしていた泥酔者を逮捕した。事情を聞くと、彼は老舗の鰻屋の板前で、合理化のため炭火をやめてガスに切り換えた若旦那のやり方に我慢がならず、大酒を飲んでしまったという。そこで山岡が一肌脱ぐことになるが…(第1話)。▼若く、才能ある和菓子屋主人・春野を応援すべく、唐山陶人の仲介で茶道家元の執事を紹介した山岡。だが「新しい味を生み出さねば、うちの茶事には使えまへん」と執事に言われ、春野は悩み、店を閉めてしまう。せっかくの好意がアダになってしまった形の山岡は、和菓子にとっての「新しい味」を模索する(第2話)。 ●本巻の特徴/第4話で海原雄山との対決があるが、ここでは雄山のモデルとされる北大路魯山人のエピソード(フランス料理店の鴨料理をワサビ醤油で食べ「この方が美味い」と揶揄する)が効果的に使われている。