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週刊スピリッツ

2019.09.30

第338回スピリッツ賞 受賞作発表!

週刊スピリッツ

第338回スピリッツ賞 受賞作発表!


第338回スピリッツ賞に多数のご応募ありがとうございました。受賞作2作を発表いたします。


【入選】賞金30万円
『スノウボールアース』辻次夕日郎(東京都・24歳)

突然の氷河期によって文明が滅んだ地球。唯一の食糧は地球へとやって来る宇宙怪獣のみ。テツコと相棒のロボは、生き残っている人々のために宇宙怪獣を倒し食糧を調達するのだが、ある日を境に宇宙怪獣が地球にやって来ず、食糧危機に!!

編集部より


まったく飽きさせないストーリー展開で、読んでいてどんどん話に引き込まれていきました。また、キャラクターの表情も豊かで、エモーショナルなシーンから激しいシーンまでしっかりと描き分けられており、非常に魅せられました。ただ、もっとテツコの心の葛藤を細かく描けていると、よりストーリーに深みがでると思います。次作では、心の機微にもっと注目して描いてみてください。


【奨励賞】賞金5万円
『水無月色』川上寛登(神奈川県・19歳)

中学の時に「性」のことでいじめられていた真と、友達であるはずなのにそれを見て見ぬふりをしていた幸輝。真は高校入学を機に変わろうと思い、長かった髪を切り短髪に。しかし、中学時代の真のことが高校でバレそうになる。幸輝は、もう真から逃げるわけにはいかないと思い立ち…!!

編集部より


伝えたいことがはっきりと自分の中にあり、それを伝えようという強い意志を感じました。また、キャラクターの心情が繊細に描かれており、作品の世界観に引き込む力があります。ただ、作品に一番有効的な物語の構成を考える必要があります。どういった構成にすると読者に最も響くのかという、「魅せ方」を意識しながら、これから多くの作品を描いてみてください。

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