2022.04.25
『アオアシ』との“共鳴”。[Alexandros]スペシャルインタビュー 完全版
「怖いほど真っ直ぐなアシト達に刺激を受けまくりました」
日本を代表するロックバンドは、メンバー全員が『アオアシ』の愛読者だった。
アニメOPテーマ『無心拍数』創作秘話、そして、『アオアシ』への熱き想いを語る。
※本インタビューは、週刊ビッグコミックスピリッツ21・22合併号(4月25日発売、発行/小学館)に掲載されたものを再編集したものとなります。
撮影●太田好治 インタビュー・文●水野光博 ヘアメイク●坂手マキ(vicca)
アニメ『アオアシ』、NHK Eテレにて毎週土曜日18時25分より大人気放送中!
◾️『アオアシ』のリアルに4人が共感
――みなさん、漫画『アオアシ』のファンだそうですね。
川上 はい。これまで僕はスポーツを題材にした漫画が苦手だったんですけど、『アオアシ』で初めてスポーツ漫画にハマりました。
メンバーに関してもそれぞれ好きなジャンルが違うんで、4人がひとつの漫画どころか、何かひとつのものにハマったのは『アオアシ』が初めてなんじゃないかな。
リアド そうだね。俺はサッカー経験があって、今も海外リーグの試合をよく見たりするけど、この作品は本当にリアルだなって感じた。FWのアシトがSBにコンバートしたときは驚いたけど、僕の好きな海外の監督も周囲が驚くコンバートをよくするんで、『アオアシ』は理にかなった、なるほどって思う現実でも起こりうるエピソードが多いんだよね。
白井 逆に僕はサッカー経験がないどころか『アオアシ』を読んでサッカーのルールを覚えたくらいのサッカー素人。だけど、そんな僕が読んでも「サッカーってこういう駆け引きが実際に行われているんだろうな」って思わせてくれる説得力がありましたね。著者の小林先生が実際にプロだったんじゃないかなと思うくらい、プロサッカー選手を目指し選手が成長していく過程にリアリティがあった。成長に変な飛び級がないというか、実直に、愚直にこういう練習したから、こういう成長や成功の仕方がある、反対にこういう失敗もあるよねってことがちゃんと描かれていた。アシトの成長の仕方が、自分がギターを練習して上達していくときに近いというか、共感する部分があって本当にリアルだなって思いましたね。
――連載開始前、小林先生は編集者にサッカーを題材にした連載を打診され、スポーツ漫画を描くのは初めてで不安もあったものの、死ぬほど漫画家で飯を食っていきたかった自分を、絶対にプロサッカー選手になりたいアシトに重ねながらアオアシを作っていったそうです。
川上 そのエピソード、すごい納得できますね。やっぱりバンドで飯を食おうと思っても、志半ばでやめちゃうヤツも大勢いる。現実では頑張れば全ての人の夢が叶うわけじゃない。『アオアシ』は本当にプロを目指すことに対して、冷酷かもしれないけど、そのリアルな部分を伝えていて、すごく誠意があるなと思う。だから何かを目指そうと思ったことがある人、思っている最中の人達が、すごい共感するんだなって思いましたね。
◾️やめないこと、続けることは、それだけで一個のスキル
――作中で好きなキャラクターはいますか?
川上 どのキャラクターも魅力的ですよね。僕は主人公のアシトはもちろん、阿久津(渚)くんも好きだな。
磯部 俺も阿久津好き。ヒールなのは間違いないけど、完全なヒールなわけじゃないじゃないですか。やっぱり誰しもヒーローとヒールの側面を持ち合わせているわけで。その両面の描き方のバランスが好きですね。
川上 そうそう。阿久津くん、物語が進むと少しずついいヤツ感も出てくるんだけど、やっぱりずっとヒール感が残ってて、ずーっと怖い。人間味を感じつつヒールであり続けているところが、すげー僕も好きっすね。あとは福田(達也)監督も好きです。大好き、この人。
磯部 俺も福田監督好きだな。どこか反骨野郎でちょっとパンクなんだよね。デビュー前の話なんだけど、最初(川上)洋平はヴォーカルじゃなかった。でも俺が「やったほうがいいんじゃない」ってコンバートさせたよね。ってことは、俺はこのバンドの福田監督かもしれない(笑)。
白井 全然違うよ(笑)。
磯部 でも、洋平はアシトに似てる部分があると思うよ。大学生だった頃、「メジャーデビューだけが目標じゃない。世界を目指す」って俺をバンドに誘ってきたよね。四国時代のアシトじゃないけど、根拠のない自信に満ち溢れてた。
川上 俺は小3のときに初めて作った曲、もちろんたいした曲じゃないけど、みんながそれを褒めてくれて、勘違いから全てが始まったというか。そのときに「ロックスターになって世界を飛び回る」って決めちゃった。たまたま周りに音楽を志すヤツがいなかったこともあって、自分の実力を知らず、まさにアシトの四国時代のようだったな。で、いざプロを目指してこの世界に足を踏み入れると、こんなすごい奴らが、こんなにいるんだってわかっていった。
――小3の時点で「ロックスターになる」と決めてしまったんですね。
川上 そう、決めちゃった。ただ勘違いし続けられたのはスポーツと音楽の違いがあるのかなって思いますね。『アオアシ』はユース世代を描いた物語で、もちろん成長するためには努力や練習が不可欠ということも描かれている。だけど、プロまでたどり着けるかどうかは、持って生まれたフィジカルや向き不向きという点において、かなり早い段階で適性がはっきりすると思う。それこそ僕達が高校生、大学生の頃に「バンドやろうぜ!」ってメンバーを勧誘している頃には、スポーツのプロを志す人にとっては、自分の実力が全体のどのくらいかすでにわかっている。
自分がプロになれるのか、その可能性があるのか、ここまでなのかってことを本人がはっきり自覚している。音楽というのは、そういう面においては判断がしにくいジャンルなんで、僕らはずっと勘違いしたまま今日まで来ちゃってる。現在地がわかりにくいジャンルでよかったなと(笑)。もちろん、早い時点で自分の可能性に気づくこと、いつまでもわからないこと、どちらが過酷かというのは簡単な話ではないんですけどね。
――ちなみに、磯部さんは「世界を目指す」とまだ何者でもない川上さんに誘われたとき、どう思ったんですか?
磯部 単純でよかったなって思うんですけど、「何言ってんだこいつ!?」とは思いませんでしたね。彼の曲を初めて聴いたときに自然と「このバンドは世界に行くんだな」って思えたし、なぜか彼の言葉にも説得力があったんですよね。俺には、根拠は全くないのに信じる力みたいなものがあったのかな。もちろん今でも洋平があの日言った言葉を信じてますしね。
白井 俺も同じセリフでバンドに誘われたけど、俺はヒロ(磯部)と違って、「何言ってんの?」って思ったよ。もちろん曲を聴いて加入を決めたから、「いいバンドだな」とは思ってたけど、「世界を目指す」って部分は、なんとなく聞き流した(笑)。
――白井さんは、「リズム・ギターだからコードを弾いていればいい」と加入を打診されるも、いざ加入するとリード・ギタリストがいなくなり、リード・ギターを急遽担当することになったそうですね。
白井 そう。話が違った(笑)。ただ当時、自他共に認める下手クソだったけど、俺にも根拠のない自信があったんだよね。それも「俺ならできる!」みたいな熱い感じじゃなくて、「できるようになるだろうな」みたいな、どこか冷めた自信というか。根拠のない自信は俺にもあったな。
リアド そうは言っても挫折しそうになったこともあったんじゃない?
白井 めっちゃあったよ。何回も揺らいだし、なんなら心が折れたことも何度もあった。ただ昔から、何かを続けること、継続することは得意だったというか。諦めずに続ける、黙って続けるってことが苦じゃなかったんだよね。続ける限り、やめなければわずかではあっても向上していくって確信があったから。やめないこと、続けることって、それだけで一個のスキルかなって今となっては思うな。
川上 そうだね。まさに根拠のない自信じゃないけど、ある意味無心でバカになって打ち込めるって大事だなって思いますね。
――ただ、そこまで打ち込める何かを見つけること自体、なかなか難しいことのように思います。
川上 もちろん「これだ!」って思えるものにいきなり出会えれば幸せだけど、消去法でいいと思うんですよね。僕の場合もそうだったから。運動も勉強もすごいできるヤツには勝てそうにない。そんなとこから始まって、いろいろやってみて、これはできない、これもできないって選択肢を消していく中で、「これならできる」、「これは好きだ」と感じるもの、「これをやっていたら楽しいな」っていうものがわかっていったってのが一番デカイ。僕にとってはそれが音楽で、「多分これをやり続けて仕事にしたほうがいいだろうな」って感覚的にわかったから。
――「これだ」と思う夢を見つけても、夢の途中で誰かに「無理だ」と笑われたりして挫折しそうになったことはありませんか?
川上 挫折どころか感謝ですよね。僕ら何度も言われましたからね。「おまえらには才能ないよ」って。そう言った人にすら感謝です。「何クソッ!」って対抗心、反骨心が湧き上がったわけですから。そういったマイナスな言葉すら原動力に変えてきましたからね。
川上洋平 VOCAL&GUITAR
磯部寛之 BASS&CHORUS
白井眞輝 GUITAR
リアド偉武 DRUMS
◾️心とは違うものを作る努力より、振り向かせるための努力
――先ほど、スポーツは持って生まれたフィジカルや向き不向きという点において早い段階で適性がはっきりするとおっしゃっていましたが、ミュージシャンも曲作りという点で、適性が問われるように思います。
川上 スポーツにおいても曲作りにおいても天才がいるんでしょうけど、なんでしょう、僕のことに関して言えば、曲というものは想像できちゃえば作れちゃう気はしますね。料理と一緒というか。「こういう料理を作りたいな」と思ったら、塩を入れてみたり、砂糖を入れてみたり、なんとなくなら想像したものに近いものは作れたりしますよね。もちろん、より近づけるためには何度も失敗を繰り返すでしょうけど。ただ頭で想像していたものと、自分達が鳴らした音が違うなと思ったら、その違いさえ見えちゃえば、何が足りないのか見えてくる。
さっきの白井君が言ったように、目指し続ける限りやめなければわずかではあっても頭の中に流れるものに限りなく近づける。もちろんスポーツも練習やトレーニングで理想のプレーには近づけるだろうけど、フィジカルなことなので限度がある。でも曲作りなら俯瞰して見えるから、ちょっとズルイというか、理想に近づこうと思えばスポーツよりもより近づけると思うんですよね。
磯部 でもさ、曲に関しても足りない要素がなんなのか俯瞰して見えない人もいると思うんだよね。だから、アシトにとってフィールドを俯瞰して見える“鷹の目”という才能の音楽バージョンを洋平は持っているんだろうと思うよ。
川上 どうだろうね。ただ作中登場する、プロになることを諦める(中村)平の「俺は結局、そこまでサッカーを愛せなかった」って名セリフがあるよね。そのセリフをお借りするなら、「俺は音楽を愛せた」ということかもしれない。俯瞰してみれば曲作りで足りない要素が見えるとかカッコいいこと言ったけど、もちろんこれまで何度も曲が書けなくて追いつめられてウワーってなったこともあった。でも、もうダメだって投げ出しても、やっぱり次の瞬間ギターを持って曲を作ってた。そういうときにいい曲が書けたりするんですよね。だから、「これしかないんだ、俺は」って思えた。そもそもそう思えなかったらロックバンドなんてやってない。この時代、ロックは流行りではないし、愛してなければわざわざロックバンドなんてやらない。この時代にロックやるって、そういうことかなって。
――音楽を、ロックを、愛し続ける覚悟があるということですね。
川上 音楽は嫌いにならない確信はあります。ただ、曲作りを嫌いになりそうな瞬間はありますね。作らされているなと感じたときとか。ファンの人達が求めているものってわかるんですね。「あの曲みたいな曲をまた作ってほしい」みたいなことって。いつの間にか、その期待に応えなきゃみたいな気持ちで曲を作っていると、「あれ、俺がやろうとしてたことってなんだっけ!?」ってなってしまうことがあるんですよね。そういうときは一度曲作りをやめて、しばらくして何気なくギターが横にあったときにふと弾くと、「そうそう俺がやりたいことってこれだよな」って。
そういう瞬間を繰り返して、やっぱり自分達がやりたいことしかやらなくていいよねって。結果、今本当に好きなものしかやらなくなってますね。本当の誠意ってなんだろうってことだと思うんです。僕にとって誠意は「今一番カッコいいと思ってるのは、これだ」ってものを作り続けることだと思うんです。もしかしたらそれがファンの人が求めるものとは違うかもしれないけど、今ここが好きなんだよ、今ハマっているものはこれですって作品を見せるのが誠意だと思うんですよね。だから、ブレないのはもちろんカッコいいんですけど、ブレてしまっても正解だし悪いことじゃないと思うんですよね。だって、そもそも僕らはデビュー当時、英語で歌ってましたからね。もうブレまくりですよ(笑)。
――ただ、自分達がカッコいいと思うことと、世間がカッコいいと思うことが違うかもしれないという恐怖はありませんか?
川上 最悪、バイト時代に戻らなければいいかなくらいすかね。冗談っぽく言いましたけど、結構本音で。エンターテインメントだから、お客さんを喜ばせてご飯を食べていくって構造にはなっているんですけど、やっぱり根本は自分達がやりたいものを出していくということが大事だと思うんです。その部分に関してはビジネスじゃないんですよ。高尚な言い方になってしまいますけど、やっぱりアートだから。やりたいことをやって売れるのがもちろん最高。だだ、売れるためだけを目標にロックバンドはできない。それは命を燃やすほどじゃないというか。そこには“売れたい!”ってことすらどうでもよくなるような、なんと呼べばいいか、熱のようなものがある。そこをメンバーみんなが経験してるからバンドとしても揺るがないんですよね。
曲がヒットしない恐怖よりも、情熱をなくすほうが怖いというか。目の輝きが消えたままバンドを続けてる姿を想像すると、そのほうがよっぽど怖い。やりたいことでは人気が出ないから、心とは違うものを作るという努力より、その音を聞いてもらうため、振り向かせるための努力をしたほうが楽しいと思うんですよね。もちろん苦しくもあるんでしょうけど。
――なるほど。
川上 以前、僕らはリズムもすごい取りにくい変拍子でやってて「それでノレるんですか?」って言われたこともあった。でも当時、「これが一番カッコいい」と信じたから、そういう言葉には耳を貸さなかった。アマチュア時代、「箱の大きさと胸の張り方がアンバランスなバンドだ」って言われたこともあるんですけど、振り向かせるってそういう姿勢かなって。
本当に振り向かせるってことは、初期から結構やってたことだから。どんだけ自分達がドヤ顔でステージに立てるかってことが何より大事なんじゃないかって。そのまま突っ走って、時間はかかったけど、それからお客さんも付いてきてくれましたしね。
――では、川上さんが小3で決めた「ロックスターになる」という夢は叶いましたか? それともまだ夢の途中ですか?
川上 わからない(笑)。でも俺は自分のことをロックスターだと思ってる。もちろん認知度、チャート、音楽を順位付けするものはいろいろあると思います。ただ僕達がリリースする作品はもちろん、バンドとしてどんなステージに立っても、「俺達が一番だ」って気持ちで立ってる。きっとアシトもどれだけ実力差や、世間の評価で敵わない相手と対峙しても、「今はまだ勝てない」なんて思って試合に挑まないですよね!? 同じように、ロックバンドも「俺達は今はまだこんなもんですけど」って気持ちでステージに立ってる人はいないんじゃないかな。
◾️人が成長していく1ページになれる感じが嬉しい
――つまりアニメ『アオアシ』のOP曲『無心拍数』に関しても「一番だ」と思える曲だということですね。
川上 もちろん。正直、かなり悩んだし、何度も作り直して、何度も書けないかもしれないって立ち止まって。一度無心になって改めて作ったのが『無心拍数』になりました。
リアド 完成までかなり悩んでたよね。
川上 詰め込みたい要素が多くて。結構クソほど悩んだね。
――川上さんは曲作りで悩んだ際など、メンバーに相談したりするんですか?
川上 うーん、どうだったかな。
磯部 「これはこう思うんだよな」みたいな感じで、メンバーに相談というよりは気持ちを吐露するような瞬間はあるよね。やっぱり、これだけ長い期間一緒にいるんで、今回は本当に悩んでるんだなって思う瞬間も何度かありましたね。
川上 俺ってバーっていうんですよ。思ってることを。でも、次の日には忘れてる(笑)。寝れば忘れてるからあんまり落ち込まないタイプで。最終的に俺は好きなことしか選ばないしね。
磯部 やっぱり曲作りに関しては絶対の信頼関係がある。俺としては洋平が「こういう曲どうかな?」ってメロディーだったり、アコギ弾き語りコードを持ってきたときに、主題歌だからどうこうという意識というよりも、純粋にその瞬間のバンドのやりたいモードだったり、洋平が奏でたい世界観だったりを具現化させることに集中しようって常に思ってる。洋平とは少し違ったスタンスで、言い方を変えればもう少し腰を据えて曲作りに携わっているというか。だから、もちろん『無心拍数』は特別な曲ですけど、ほかの曲と違わない状態で迎え入れた感はありましたね。
川上 そうだね。俺がこの曲に関して特に考えたのは、『アオアシ』という物語の初期の部分で何が一番のキーワードかってこと。やっぱりそれは“言語化”だと思ったんだよね。アシトは無心でサッカーをやっていたけど、成長のためにはなぜうまくいったか、なぜ点が入ったか言語化することが大事になってくる。ただ同時に僕が思ったのは、そもそもの原点、「サッカーが好きだ!」「点が取りたい!」っていう初期衝動に突き動かされた日々も無駄じゃなかったんだよってこと。そんな想いも曲に添えてあげたかった。
――では最後にアニメ『アオアシ』の視聴者、スピリッツ読者にメッセージを。
磯部 僕達の曲をOPに使っていただけることを光栄に思います。僕は『SLAM DUNK』世代なので、やっぱりアニメのOPと言えば『君が好きだと叫びたい』が記憶に刻まれてます。曲を聴けばストーリーはもちろん、まさに初期衝動に突き動かされていた日々が蘇ってくる。これから『無心拍数』が、アニメの視聴者の方にとってそういう曲になるかもしれないと思うとすごくワクワクしています。人が成長していく1ページになれる感じがとても嬉しいです。
DIGITAL SINGLE『無心拍数』
ユニバーサルJ / RX-RECORDS
6.3 ダウンロード&ストリーミングでリリース!!
[Alexandros]プロフィール
国内のロックフェスティバルに数多く出演しヘッドライナーを務め、TVドラマやCM、映画など多岐に亘り楽曲提供を行い幅広い層に支持されている4人組ロックバンド。2015年にシングル『ワタリドリ/Dracula La』でメジャーデビュー。
2022年7月に約4年振りとなるアルバムをリリース予定。7月16日(土)より初のホールツアーを含む全国18都市計23公演のツアースタート。