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週刊スピリッツ

2019.07.25

第336回スピリッツ賞 受賞作発表!

週刊スピリッツ

第336回スピリッツ賞 受賞作発表!


第336回スピリッツ賞に多数のご応募ありがとうございました。受賞作3作を発表いたします。


【奨励賞】賞金5万円
『テンバイヤー金木くん』早池峰(東京都・26歳)

主人公・大友の職業は「転売屋」。転売屋とは、数量限定品などのプレミア商品を、インターネットなどを通じて高値で販売することを生業とした人々のこと。大友の本日の転売商品は、売れば10万はくだらない限定ゲーム機。しかし、目の前に一人の女性と小学生が現れて…!?

編集部より


可愛らしい絵柄と、よく練り込まれたキャラクターが上手くマッチしており、どんどん引き込まれていきました。ただ、全体として少し台詞が多い印象を受けたので、次作はより「画で表現する」ことを意識して描いてみてください。


【奨励賞】賞金5万円
『andante-』クガ ミズキ.(京都府・20歳)

5歳の時に初めて見たチェロの演奏がきっかけで、玲一は16年間ひたすらチェロを弾き続けていた。憧れの人と肩を並べるため、プロになるため、全てをチェロに捧げていた。そんなある日、彼はニックという青年と、チェロ演奏で二人一組のペアを組むことになり…。

編集部より


各キャラクターのチェロに対する熱い想いおよび、音楽の表現方法に、演出力のセンスを感じました。ただ、メインキャラクターの二人が、どちらがどちらかわかりにくい箇所が多々見受けられたので、今後は描き分けを心がけてみてください。


【努力賞】賞金1万円
『ホールスター』横川 史(滋賀県・25歳)

担当者より


今回の受賞作は、奨励賞2本、努力賞1本の計3本とやや低調な結果となりました。しかし、受賞者の皆さんはいずれも20代と、今後に期待が持てます。担当編集と力を合わせ、さらに上を目指してください。さて、当然のことではありますが、どなたにも共通している印象は「荒削り」だということです。これは「未知の魅力」という長所であると同時に、「読みにくい」という短所でもあります。次回作では、是非読者の目を意識した作品作りを心がけてください。新人の間は、ともすると肩に力が入り、内容を詰め込みすぎてしまうものです。「主人公の魅力」「オチで伝えたいこと」「適切な長さと読みやすさ」の3点に特に注意して、取り組んでみてください。ますますのご応募をお待ちいたします!

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