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週刊スピリッツ

2010/07/30発売

ホムンクルス 第13集

山本英夫

〈 書籍の内容 〉

頭蓋骨に穴を開けるトレパネーション手術によって、人間の潜在意識がホムンクルス(化物、歪なカタチ)として見えるようになったカーホームレスの名越は、それが自らの心の歪みと呼応していることを知り、封印していた過去と向き合うことを決意する。

方言や顔へのコンプレックス、下ばかり見ていた青春時代、唯一、心を見てくれた彼女「ななこ」と付き合っていたこと、整形手術をして外見をまったく変えたこと、数字を操り金とモノにまみれたエリート銀行員時代、その時に寝た女の数々…
次々に過去が判明しだした途端、ホムンクルスが見えなくなった名越は、ホムンクルスなしでは既に日常を生きられず、今度は自らの手で再びトレパネーションを決行した。

「異形」の日常を取り戻した名越は、銀行員時代に出会った女「ななみ」と出会う。顔がコロコロ変わるホムンクルスのななみと何度か会ううちに、名越は彼女が、整形した後のモトカノ「ななこ」ではないか?と疑念を抱くようになる。

様々な証拠から、「ななみ=ななこ」であると確信を深めた名越は、その真相を突き止めようと対峙するが…!?

〈 編集者からのおすすめ情報 〉

人間の心の奥底に潜む「潜在意識」をホムンクルスをいうカタチで視覚化し、一大センセーションを巻き起こした、異形のへヴィー・エンタテインメントがついに佳境を迎えます。衝撃のラストまで、残り3巻!
どんな結末を迎えるのか、是非ともご自身の目でお確かめください!