週刊スピリッツ
2025.11.21
第412回スピリッツ賞 結果発表!
週刊スピリッツ

デビューに一番近い新人賞!!
奨励賞1本&努力賞3本! 寒さ吹き飛ばす才能の熱風!

【奨励賞】賞金10万円
『地獄案内人ガベル』
又賀琉之介┃埼玉県・18歳
編集部より
奇妙な夢を見て飛び起きた主人公・鬼塚。目覚めると、「閻魔大王の息子『ガベル』」を名乗る謎の少年がおりーークラスメイトを守るため、悪霊のもとへ一人で乗り込む主人公らしさ、そして王道のかっこよさに痺れました。また表情、構図、演出に趣向が凝らされており、絵で楽しませようとする熱量に圧倒されました。今後の作品にも期待しております。

【努力賞】賞金3万円
『ドテポンと前田くんと』
高台県一┃京都府・26歳
【努力賞】賞金3万円
『大罪の鳥 翔ち染まるは空の青』
赤知ノ諾┃福岡県
【努力賞】賞金3万円
『クッキー葬』
朝倉イヲリ┃沖縄県・25歳

総 評
M-1などの漫才コンクールを見ていると、「つかみ」という言葉を耳にすることがたびたびあります。「つかみがよくて一気に引き込まれた」「つかみが遅くて乗り切れなかった」たとえばそんな形で使われますが、皆様は漫才におけるつかみという言葉の定義を、ぱっと答えることができますでしょうか。検索してみたところ、漫才におけるつかみとは、「ネタが始まる前の冒頭部分で客の笑いを誘い、心を掴むためのギャグやボケのこと」だそうです。多くの芸人さんがよりよいつかみを作ろうと苦心していることは、想像にかたくないと思います。さて、漫画でもつかみはとても大切です。特にエンタメが溢れている今の時代では、冒頭でしっかりつかまないと、読者は読むのをやめてしまいます。今回 受賞された4作品には、それぞれ強いつかみがありました。言い換えるとそれは、なんとかしてこの漫画を最後まで読んでもらおうという意志がありました。そういった強い意志のある作品を、今後もお待ちしております。