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週刊スピリッツ

2020.01.06

第341回スピリッツ賞 受賞作発表!

週刊スピリッツ

第341回スピリッツ賞 受賞作発表!


第341回スピリッツ賞に多数のご応募ありがとうございました。受賞作8作を発表いたします。


【入選】賞金30万円
『海月』川上寛登(神奈川県・20歳)

好きになった女の子は女の子が好き。少しでもその子に近づきたくて自分を偽り仲良くしていたのだが…

編集部より
難しい人間関係を繊細に描いており、感性の鋭さを感じました。その感性を存分に活かしつつ、表現の幅を広げてみてください。



【入選】賞金30万円
『想像シェアハウス』土屋光太郎(兵庫県・33歳)

孤独な主人公の唯一の趣味は、家を見て住人の生活を想像すること。そしてある日、お気に入りの家を眺めていると、住人のおじさんに見つかり…!?

編集部より
アイデアが面白くて、話にどんどん引き込まれていきました。ただ、技術的にはまだ発展途上だと思うので、描き続けてください。



【佳作】賞金10万円
『まちぼうけ』楓 龍真(東京都・21歳)

好きな子に告白する直前、突然死んだ主人公・夕は、死んでも死にきれなかった魂が地蔵に吸い込まれていき…

【奨励賞】賞金5万円
『カエルの歌は歌わない』池田ミノル(東京都・34歳)
『海に帰る』千葉ちとら(東京都・33歳)
『ミリタリィマニア』犬山シゲヨシ(埼玉県・27歳)

【努力賞】賞金1万円
『姚飯店の夜』立入 譲(東京都・20歳)
『墓参』飯田桃花(愛知県・22歳)



担当者より
受賞作8本という異例の大豊作で編集部が沸き立った今回。「海月」と「想像シェアハウス」の入選2作は、作品の毛色は異なりながらも、現代社会に適応できないマイノリティーである主人公の戸惑いや悲哀、そしてそれを乗り越えようとする強さとその美しさを描いており、作者の確固としたテーマ性と同時代性を強く感じさせられる傑作でした。時代を作った名作はたいてい、その当時のできあがった価値観を“面白さ”によって破壊してしまった作品です。「こんな形の友情や恋愛関係があっても良いんじゃないか」「こんな奴がいたら、今の時代には受け入れられないかもしれないけど面白いんじゃないか」といった風な形で、あなたが心に強く描いた新しいドラマやキャラクターを編集部は待ってます!

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