博物館は、展示してるだけじゃなかったの!?
誰もが知っている“博物館”で、“100年後に届く仕事”をしている人たちがいる。
博物館のイメージがひっくりかえる(!?)フレッシュ新連載!
市役所から、博物館に出向になった薄井 透は、そこで鳥類研究者の清棲あかりと衝撃的な出会いを果たす。
知られざる博物館の裏側、そして100年後に届く仕事とは…?
「好き!」「知りたい!」それだけで生きるぶっ飛んだ研究者たちとの触れ合いが、今、薄井の心を生まれて初めて熱く突き動かす!
登場人物紹介
清棲あかり(きよす あかり)
博物館の鳥類・ほ乳類担当。若くして次々とユニークな論文を発表する新進気鋭の研究者。「好き!」「知りたい!」だけでどこへでも飛び出し、ハンパなくのめりこむ生き物大好きムスメ。いつもなにかを探している目はキラキラしている。意外にも料理上手。
薄井 透(うすい とおる)
博物館に、この春、市役所から3年間の出向でやってきた。
“ムダ”を省く能力は高いが存在感が薄く、典型的な縁の下の力持ちタイプ。
目立たず、無味で、退屈な日常を過ごして来た。なにかを写しているようでなにも写していない目は茫洋としている。
特売は逃さない。