初舞台『白鳥の湖』を酷評した生川綾子を見返すべく、生川はるかバレエ団のサマースクールに乗り込んだ潤平と流鶯。
そこに集っていたのは、各地からトップダンサーを夢見て集まる少年たちだった。
そして、潤平は綾子の娘・夏姫とともに、パ・ド・ドゥの練習に臨むことに。
「わたしは誰より上手くないと気が済まない。死にたくなる」
限られた者しかたどり着けない高見を目指す少年少女たち。
彼らとの出会いは、潤平と流鶯の二人に、何をもたらすのか。
そして、都との三角関係にも激変が……!?
バレエと、恋と。
更なる場所を欲する時、少年たちの人生が、大きく動きはじめる――!!