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テレビ業界の闇に挑んだ女子アナの行末は......『電波の城』ついに完結!<前編>

週刊スピリッツ

2013.12.09

細野不二彦先生にとっても『ギャラリーフェイク』『ダブル・フェイス』に次ぐ長期連載となった『電波の城』が今日(12月9日)発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」で遂に最終回を迎えます。衝撃の結末は本誌をご覧いただくとして、コミスンでは、これまでの物語をおさらいしつつ、この機会にまとめて読みはじめようという人に向けて本作の魅力を紹介したいと思います!   前半は華やかなテレビ局での「女の戦い」!?   『電波の城』は、テレビ業界で虚々実々の駆け引きをしながら女子アナの頂点を目指す謎多き美女、天宮詩織の姿を、愚直なジャーナリスト、谷口ハジメの回想録という形で描く長編作品です。   電波の城006   かつては剛腕でならしながらも今は借金まみれの弱小芸能プロダクション「オフィス白鯨」社長、鯨岡の元に現れた、元地方FMのアナウンサー天宮詩織。彼女はテレビの世界でアナウンサーとして頂点を目指すために自分を売り込んでほしいと願い出て、彼に借金ごと事務所を買い上げることを提案。実質オーナーとなった詩織は、1週間以内にテレビの仕事をとってくるように彼に命じます。   ここからトップキャスターを目指す詩織のキャリアがスタートするのですが、華やかなテレビ業界だけに、女子アナや人気タレントなど様々な美女がライバルとして立ちふさがります。その戦いの軌跡を簡単にまとめますと......     VS 児島ヒミコ(アイドル/ゴトウダ芸能所属)   denpa1   丸の内テレビのBSニュース番組「丸トク・モーニング」のお天気お姉さんオーディションでライバルを陥れようとして、詩織にタバスコ入りジュースを飲ませたアイドルタレント児島ヒミコ。その仕打ちに対して詩織は彼女をテレビ局の女子トイレで恫喝、その直後に発生した地震で、ヒミコは近くにある棚で大怪我を負いタレント生命を絶たれることになります。     VS 角館ちず子(アナウンサー/丸の内テレビ)   denpa2   晴れて「丸トク・モーニング」のお天気お姉さんとして採用された詩織に、番組に君臨するベテラン女子アナ、角館ちず子の執拗な新人イビリが襲いかかります。どんないやがらせにも動じない詩織に業を煮やした角館が、天気予報を外した詩織への罰ゲームとして命じたのは、河童の着ぐるみ姿で川下りをしながら天気予報を行う「河童の川流れ」生中継。そこで女子アナのプライドを捨ててまで詩織を潰しにかかる角館との水上決戦の火蓋が切って落とされます!     VS 栗田朋子(アナウンサー/丸の内テレビ)   denpa3   老舗クイズ番組「電撃オッペケペー」のチームキャプテンに抜擢された詩織。しかしバラエティ慣れしていない詩織は、ライバルチームのキャプテンを務める人気女子アナ、栗田朋子をはじめとする番組出演者たちを前に苦渋を舐めつづけます。そんな中、栗田のストーカーが番組収録スタジオに爆弾を仕掛けて彼女と心中を謀る事件が発生します。     VS 狩野静香(グラビアアイドル/サンライズプロ所属)   denpa4   総合格闘イベント「ソルジャーコロッセオ」のサポーター、アテナガールの座を射止めた天宮詩織。しかし、アテナクイーンの人気タレント狩野静香が、自らの所属芸能プロダクション「サンライズプロ」社長を公衆の面前でプールに突き落とした詩織に対して決闘を挑んできます。決闘の場はリングの上、掟破りの女子アナvsタレントによる格闘技対決!     VS 本城律子(ジャーナリスト)   denpa5   丸の内テレビの「ソルジャーコロッセオ」中継の大口スポンサー、全日本オイルの圧力で、報道特番「本城律子の地球分析報告2009」の番組内容変更の指示が入ります。予定されていた放送内容の代わりにアテナガールとしてスタジオに現れた天宮詩織。ありきたりな企画と高をくくる本城の前で、彼女はプロレスラー海竜山豪介へのインタビューを通じ旧ソ連の悲惨な戦争の実態をえぐり出します!     これらの戦いで見せた雄姿(?)が評価されて、詩織は人気ジャーナリスト立花哲人が看板キャスターの報道番組「ニュースEX」のスポーツキャスターとして大抜擢! 物語の舞台は詩織のキャリアと共に丸の内テレビから中央テレビへと移るのですが、大きな目標であるトップキャスターの本城律子はもちろん、これまで戦ってきたライバル達も、ある者は女子会仲間として、またある者はより手ごわい相手と姿を変えて再登場します。一度登場した人物たちが、物語の先々で姿を見せる巧みな構成にも注目して読んでいただきたい!   ここまで『電波の城』をトップキャスターを目指す女子アナとライバル達の「女の戦い」というポイントで紹介してきましたが、この華やかな戦いはあくまでスポットライトが当たる「オモテ」の世界の話。もうひとつ、本作を魅力たらしめるのは、「ウラ」の世界で映し出される天宮詩織の影の部分に他なりません。物語後半では、詩織がキャスターとしてステップアップしていくと同時に、彼女の過去が次々と明かされていきます。   テレビ業界の闇に挑んだ女子アナの行末は......『電波の城』ついに完結!<後編>へ     (コミスン編集チーム・平岩真輔)





【初出:コミスン 2013.12.09】

スピリッツ,最終回,細野不二彦,電波の城
ABJ 10401002

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