2013.10.01
ラクガキ大会でみつけた漫画家まとめ《ゆうきまさみ先生編》 #小学館ラクガキ
[ラクガキ大会レポート その6]
小学館ビルに描かれたラクガキの中から、スピリッツで『白暮のクロニクル』を新連載中のゆうきまさみ先生が描いたラクガキをまとめて紹介します! 最初にラクガキされた、通称「メイン壁」に描かれた『究極超人あ~る』の主人公、R・田中一郎こと、あ~る君。初めのうちは浦沢先生や藤子(A)先生たちが描いているのを見守っていたゆうき先生でしたが、いざ描き始めたらペンを持つ手がとまらない様子。島本先生のQちゃんに触発されたのか、あ~る君の背後にドロンパやイヤミ、サブマリン707まで描いています。 浦沢先生が描いた『20世紀少年』のロボットに対峙する『鉄腕バーディー』の主人公、バーディー。さすが、宇宙からやってきた正義の味方!と思いきや、吉崎観音先生や高橋留美子先生も参戦して壮大なコラボラクガキが誕生したのでした。 「ガラスにも描いていいんだ!」ということでロビー入り口のガラス扉に描かれた『白暮のクロニクル』から、謎めいた美少年・雪村魁(実は88歳!)。反対側のドアには浦沢先生がDr.テンマを描いているので、ロビーに入る人たちをまるで仁王像のように左右からお迎えしているのが印象的です。 『20世紀少年』コラボラクガキに援軍として追加された『究極超人あ~る』のトサカ先輩。「だいじゃうぶ!ま~かせて!」でおなじみのポーズに粉砕バットを持って登場。ゆうき作品の中でも1、2を争う人気キャラクターだけに、一般公開でもトサカ先輩を発見して喜ぶ方々が多く見られましたが、一眼レフカメラを構えた男性率が高かったのは、みんな永遠の光画部? 「爆発はロマンだ!」とばかりに小学館ビルを支える柱に大きく描かれた『究極超人あ~る』のラスボス?成原博士。こんなお祭りの時には必ず現れる、あ~る君のお父さんでもあります。ビルの外からは見えない場所に描かれていたので、ゆうきファンには思わぬサブライズでした。
......実は、ゆうき先生には、ここで紹介されていないラクガキがもう1枚あるのですが、それはまた別の記事で!!
<記事:平岩真輔(コミスン) 撮影:太田真三、大槻志穂、外山亮介、西村千春、林紘輝、ぺらねこ、三輪憲亮、横田紋子>
【初出:コミスン 2013.10.01】
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