週刊スピリッツ
2022.02.28
第367回スピリッツ賞 受賞作発表!
週刊スピリッツ
第367回スピリッツ賞に多数のご応募ありがとうございました。奨励賞×1 努力賞×1本 センス輝きあふれる2本が受賞
【奨励賞】TOP賞 賞金5万円 ボーナス10万円+スピリッツ新人王ノミネート!
『名前を呼んで』川松冬花(東京都・30歳)
物静かで色白で、密かにモテる同級生。彼はアイドルで、死んだ姉の名前で呼ばれていた──
編集部より
「毒親のいる環境が如何に悲劇的であるか」ではなく、「その環境の中で、主人公達はどう生きているのか」が語られていた事が素晴らしかったです。また、シリアスに描かれたシーンより、コミカルなシーンが多かった事も良かったです。読み味が暗くなりすぎず テンポ良く読めましたし、何より石崎と堺田の関係性が魅力的に映りました。次回作でも、物語の設定や都合に翻弄されないキャラクターや関係性を期待しております!
【努力賞】賞金3万円
『もしかめレコード』おのた(千葉県・33歳)
「もしかめ」に命燃やす少年の出会いと挫折の物語──
編集部より
全体を通して読みやすく、描かれる感情の生っぽさも良かったです。扱う題材やストーリーにおいて子供向けな印象を受けたので、自分の作品の読者層について、意識してみると良いかも知れません。
総評
今回で、いよいよ第1回スピリッツ新人王決定戦のノミネート作が出揃いました。選ばれた皆さん、誠におめでとうございます。審査員は弱冠24歳にして青年マンガ界の先頭をひた走る最注目作家・魚豊氏です。つい最近まで皆さんと同じ立場であった魚豊氏がどの作品に、どの新人作家さんに最も未来を感じるのか ——選考結果をお楽しみに。(スピリッツ賞担当デスク 茂木)
また、原稿の直接のお持ちこみも大歓迎です。