トップ  >  第362回スピリッツ賞 受賞作発表! ( 2021/10/11 )
週刊スピリッツ

2021.10.11

第362回スピリッツ賞 受賞作発表!

週刊スピリッツ

第362回スピリッツ賞に多数のご応募ありがとうございました。センス輝きあふれる4本が受賞

 

【奨励賞】賞金5万円 TOP賞 ボーナス10万円+スピリッツ新人王ノミネート!

『僕のめがみ』汐宮 雫(東京都・19歳)

中学生男子の谷原は、才色兼備で男女問わず人気の高峯さんに想いを寄せているのだが、髪フェチの谷原が一目惚れしたのは、顔もさることながら、艶やかな髪であった。ある日、高峯さんが落としたクシを拾った彼は、思わず自分のポケットに入れて、そのまま返すタイミングを失ってしまい…!?

編集部より

好きな人のクシを取ったまま話が進むので、その人と仲良くなっていく過程が、嬉しいことではあるが後ろめたさは増していくというジレンマになっており面白かったです。また、感情をストレートに細かく表現していたところも好印象でした。次作も楽しみにしております。

 

【奨励賞】賞金5万円

『果実から生まれたもの』渡邊直人(東京都・31歳)

桃から生まれた太郎は、おじいさんとおばあさんに強くなるよう育てられ、言われるがまま鬼ヶ島へ鬼退治へと行くことに。鬼を何故退治しなければならないのか、鬼が何をしたのか気になっていた太郎だが、おじいさん達は一向に教えてはくれず、そのまま鬼ヶ島にて鬼と対峙するのだが…!?

編集部より

終始、絵やセリフに独特の雰囲気が漂っており、最後まで魅せられました。また、表現したいことが強く出ていたのも、この世界観に惹きつけられたポイントでした。この調子で多くの作品を作っていきましょう。

 

【努力賞】賞金3万円

『箱の少年』常街はいろ(島根県・22歳)

幼い頃から天鞠は自分の殻に閉じこもりがちで、いつも彼女の帰りを家で待つ「トトキ」という少年に依存していた。大人になった今も変わらず彼に依存しているのだが、昔のまま変わらない自分で良いのだろうかと疑問に感じ始め…

 

【努力賞】賞金3万円

『流葉言のふしぎの館』細谷秀平(東京都・21歳)

漫画家になることを夢見た少年・清宮誠は、現在、毎日書きたくもない記事を書かされている新米記者となっている。ある時、謎の館を取材することを命令され、その館へと行く。そこで誠は、一人の少年とその少年が起こす不思議な現象に出会い!?

 

総評

スピリッツ賞がリニューアルしてから最初の回となった7月期。これまで以上にバラエティーに富んだ作品が集まりました。12月期までの応募作は「チ。」の魚豊先生に読んでもらえるチャンス! 栄えある第1回目のスピリッツ新人王を目指して、あなたの力作をぜひともご応募ください。常識破りの傑作をお待ちしております。(スピリッツ賞担当デスク 茂木)

 

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