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週刊スピリッツ

2020.08.03

第347回スピリッツ賞 受賞作発表!

週刊スピリッツ

第347回スピリッツ賞 受賞作発表!

第347回スピリッツ賞に多数のご応募ありがとうございました。受賞作4作を発表いたします。

【佳作】賞金10万円

『僕らの!』和歩歩(大阪府・36歳)

父親の夢を継ぎプロ棋士を目指す小学生・銀太は毎日将棋道場に通っている。そんなある日、同じクラスのいじめられっ子・成田が道場にやってくる。将棋を始めて半年の成田だが、初心者とは思えない強さをみせる!?

編集部より

予想を裏切るような展開で、最後まで読者を楽しませようとする意識があり非常に好感が持てました。また、随所にキャラの良い表情がみられました。ただ、この話を一番面白くするための展開は他にあったかもしれません。次回作では、一番読者を楽しませる展開を突き詰めて考えてみてください。

【奨励賞】賞金5万円

『全てが大喜利になる』宮内海渡(奈良県・21歳)

ラジオの大喜利コーナーに人知れず投稿している女子高生・只沼は、天然だといじられ常にクラスの中心にいる看護島いろに無性に腹を立てている。そんなとき文化祭で大喜利大会が開催されることになり、自分の面白さを知らしめるチャンスが訪れるのだが!?

勢いがあり、テンポよく立ち止まることなく読めました。ネタとしての大喜利も面白かったです。ただ、画や構成という点で技術がまだ足りていない印象でした。これから多くの作品を作りながら技術の向上を図ってください。

『迷子の色彩』うづはる(岩手県・39歳)

色覚異常のモノトーン画家・桑島スイは、一時注目を集めたが今は誰にも見向きもされず、依頼通りの絵を描いている。そんなある日気分を変えるために遠出をした先で、同じ色覚異常でありながら絵を描く女の子に出会い…

編集部より

題材が面白く、飽きることなく最後まで読めました。ただ、淡々と話が進んでいる印象を受けました。セリフの置き方や描き文字を活用するなど文字で緩急をつけるなどの工夫ができると良いです。

【努力賞】賞金1万円

『海綿体を覗く』翔一(和歌山県・22歳)

「その日から母の指が長くなったの」少女はそう言い残し、「夜」を探しに森へと向かっていく。その道中には看護服を着た蚤や写真を眺める男性、さらには喋る白鳥が現れ… 彼女の探す「夜」とは一体!?

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