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伴茶 彰
はしもとみつお
言葉は時に人の背中を優しく押し、時に人の心をひどく痛めつける。冬木幸助は裁判所の書記官。彼の仕事は法廷で飛び交う言葉をただひたすら正確に記録することだ。彼のなかに溜まっていく言葉の澱。幸助はそれを流すために愛犬ハワイと小さな旅に出かける。青い空の下、美味しい空気と手作りのおいしい食事をいただくことで、生気をとりもどし、街の生活に戻っていく。