トップ  > 一ノ関 圭  > 鼻紙写楽 菊之丞

作品紹介

単行本「鼻紙写楽」の世界からさかのぼること約十年…
江戸の超人気女方、二代目瀬川菊之丞は健康を害し、その死が迫っていた。菊之丞の一番弟子・七蔵は、菊之丞の名代で大坂に出向き、平身低頭して顔見世興行不参加の詫びを言うが大坂の興業主たちは収まらない。だが七蔵は大坂で再会した弟が、菊之丞に生き写しなのに気づくと、大逆転の一手を思いつく。だがそのアイデアは、結果的に歌舞伎界を震撼させることになる…!?