ゆうきまさみ新境地は極上のミステリー! そこは、「悲しき不老不死――オキナガ」が存在する世界。
厚生労働省の新米公務員・伏木あかりが配属されたのは不死の種族「オキナガ」を管理する部署。
厚労省での仕事1日目にオキナガ惨殺事件と遭遇し怪死事件を追う任務を与えられる、あかり。
しかも見た目は少年、中身は88歳老人の殺人事件マニア・雪村魁とタッグを組まされ…。
時を越えて生きるオキナガに起こる怪死事件、彼らの想いが紡ぐ年代記(クロニクル)。
日常系×非日常ミステリーの世界へようこそ!
登場人物紹介
伏木(ふせぎ)あかり
不死の人種「オキナガ」を管轄する「夜間衛生管理課(やえいかん)」の新人。真面目だが少し天然な“ふしぎ”ちゃん。
雪村魁(ゆきむら・かい)
私設図書館の司書を務める犯罪マニアの少年。しかし、その正体は不老不死・88歳の「オキナガ」。頭脳明晰。何やら過去を抱えている。
竹之内唯一(たけのうち・ただひと)
厚労省の大臣官房参事で、「夜間衛生管理課(やえいかん)」のボス。長命な「オキナガ」で、雪村の古くからの知り合い。
久保園(くぼぞの)さん
「夜間衛生管理課(やえいかん)」における、あかりの教育係。ユーモア好きの素敵なおじさんだが、ここぞという時には非常に頼りになる。