音楽がダウンロードで楽しまれ、形すら失った今。それでもアナログ盤というモノ、そしてそこから流れる香り高い音楽に魅せられた人々がいる。奏が営む奏音楽堂には、レコードに思い入れを持った人々が集う。そして溢れる愛がしばしば事件を呼ぶ。奏の頭脳が冴える。
登場人物紹介
奏初範(かなではつのり)
通称・ショパン。レコードをこよなく愛し、東京谷中で中古店を営む。
小川恵(おがわめぐみ)
通称・バッハ。弁護士の卵だが、レコードに興味を持ちバイトで勤務。
土橋蔵仁(どばしくらひと)
通称・ドビュッシー。谷中で名曲喫茶を営む、奏の親友にして理解者。
“マンガと音楽が繋がる”体験を。レコードが、ただで聴ける
極上音楽ミステリー、『ショパンの事件譜』。
この作品に登場する楽曲の一部を、こちらで紹介します。
サンプルの音楽を聴きながら、作品をどうぞお楽しみ下さい。
※著作権、著作隣接権をクリアしたものを掲載しております。
・「IN THE MOOD」
1940年前後に活躍した米国のジャズミュージシャン、グレン・ミラー。
ビルボードで通算13週、1位を記録した彼の大ヒット曲。
話内では、戦争のあおりを受け、離れてしまった、幼なじみとの思い出がこもった1枚として、紹介される。(第3集収録)
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・「BOLERO」
話内では、聴力が落ち以前のような踊りができなくなったバレエダンサーが、
音は聞こえなくとも、かつて聴きなじみ、体にしみこんだリズムで引退公演を迎えたいという思いから、探す1枚として紹介される。(第3集収録)
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