増刊第013話 SPコミックス第75巻

G線上の狙撃

脚本協力氷室勲
発表年1986

バイオリンのソリスト、トーマス・シンプソンはステージで演奏中、バイオリンのG線が切れてしまうアクシデントに見舞われてから、人前で弓を持つと手が震えだし、演奏できなくなってしまった。1か月後のチャリティコンサートの出演依頼も“体調不良”でキャンセルされてしまう。しかも代役として出演するのが、共産主義者のケルンスキーだと知り、屈辱を感じた彼は、演奏中にG線を狙撃してほしいとゴルゴに依頼する。同じアクシデントに見舞われたケルンスキーが立ち往生すれば、自分の失敗も不可抗力だったと世間が認めてくれるはずと考えたのだ。

標的 セルゲイ・ケルンスキーのバイオリンのG線
依頼人 バイオリンのソリスト トーマス・シンプソン
報酬 不明
射程 推定70メートル
射撃数 1発
SEX 0人
任務地 アメリカ・ペンシルベニア州・フィラデルフィア
見所 依頼人との会見場に個室サウナの13号室を指定する。武器職人のデイブは、いつも無理難題を言うゴルゴの注文があまりにも簡単なので、思わず「それだけか?」と聞いてしまう。ちなみに、小作品ながら屈指の名タイトルゆえにファンからの支持が高い話だ。
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