第180話
SPコミックス第54巻
穀物戦争 蟷螂の斧 汚れた金(ポリューテッド・ゴールド)
脚本協力きむらはじめ
発表年1982
アメリカ企業が独占する穀物市場切り崩しの夢が破れ、丸菱物産を退職した藤堂だったが、自分の人生を狂わせた穀物メジャーに一矢報いるため、再び立ち上がった。標的はソ連がメジャーから穀物を買うための金塊を輸送する国際貨物列車だ。藤堂はこの列車が通過するポーランド・オムレフ渓谷の鉄橋にマグネシウムと黒色火薬の混合薬を仕掛け、その狙撃をゴルゴに依頼する。混合薬は狙撃によって爆発する際に光を放ち、核爆発のように見えるのだという。偽の核爆発を事前に情報をリークした地元記者に目撃させ、全世界への“核汚染”報道によって、穀物価格を大暴落させるのが狙いだった。
標的 | マグネシウムと黒色火薬の混合薬 | |
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依頼人 | 元丸菱商事ニューオリンズ支店長 藤堂伍一 | |
報酬 | 不明 | |
射程 | 推定600メートル | |
射撃数 | 2発 | |
SEX | 0人 | |
任務地 | ポーランド・オムレフ渓谷 | |
見所 | 第176話『穀物戦争 蟷螂の斧』の続編。藤堂の話に対して「それが商売というものじゃなかったか……」と話を振っておいて、「……ムダ口はいいから、用件を続けてくれ」とちょっと勝手なゴルゴ。 |