ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が何者かに拉致され、姿を消した。毎週水曜日にガンドルフォ城のバルコニーに立つ法王は、パウロ2世がクリスマスのミサに出席するのを妨害するために送り込まれた替え玉だった。世界宗教大連合構想をバックアップするフリーメーソンは、バチカン法王庁内の“陰謀”を阻止し、法王を無事救出するため、ゴルゴに拉致した者とミサへの出席を妨害する人物の抹殺を依頼する。そして、ゴルゴを実在する神父ラチュルクに仕立て上げ、バチカン公会議に送り込む目的で、5年前から驚くべき計画が進められていたと知り、ゴルゴは驚く。