第262話 SPコミックス第81巻

すべて人民のもの

脚本協力ミハイル・L・ゴーツ
発表年1988

1912年、個人銀行ヒューラー商会にロシア・ロマノフ王朝の全財産が預けられた。それから70年、ニコライ二世の孫を自称する男ニコライ・セルゲヴィチ・シュヴァイツェルが「割り符」と口座番号を持参し、全財産の返還を求めてきた。莫大な財産がすべてソ連に渡ることを恐れた同商会は、ロマノフ家の調査を開始する。そして、ニコライ二世の妻と怪僧ラスプーチンとの間に、歴史上存在しない5番目の皇女ドーラがいたことを突き止める。そして彼女には2人の息子がおり、ニコライの弟は、東条英機元首相の秘書・東郷麟三との間に生まれた日露ハーフの子だった……。

標的 元スペツナズ将校 ニコライ・セルゲヴィチ・シュヴァイツェル(ロマノフ)
依頼人 KGB
報酬 不明
射程 推定500メートル
射撃数 1発
SEX 0人
任務地 イギリス・ウォリックシャー
見所 ゴルゴの出生の秘密に迫るストーリー。「優しい子だった」と母が回想する日露ハーフの皇士は優しすぎて生きていけず、いま生きているとしたら、感情のすべてを破壊されて機械のようになっているはずという。
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