第261話 SPコミックス第74巻

西経一七五度

脚本協力氷室勲
発表年1988

フィジー“南太平洋大学”副理事長カセンガドは設立時の協定を逆手に取り、設立20年後を機に、運営へ関わる国連や先進諸国を締め出し、フィジー国立大学にしようと企んでいた。それを阻止するために、ゴルゴは大学の設立日である3月25日までの10日以内に任務を遂行するという条件で依頼を受けた。これまで任務を1度も失敗したことがない先鋭ボディガード集団ホリーズ・ガードに守られた標的は、ゴルゴの狙撃を警戒しながら、3月25日が終わるのをひたすら待った。そして、何事もなく期限が過ぎていった。

標的 “南太平洋大学”副理事長 カセンガド
依頼人 国連関係者(推定)
報酬 不明
射程 推定500メートル
射撃数 推定2発
SEX 0人
任務地 フィジー
見所 期限を過ぎて喜ぶカセンガド。だが、安心させ標的のガードを弱めるトリックだった。空路フィジー脱出を図ったカセンガの搭乗機は日付変更線を超えてしまう。タイトルの「西経一七五度」でオチに気付いた読者はいるかな?
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