第260話
						SPコミックス第76巻
					
					ラスト・ゴーギャン
脚本協力新井たかし
					発表年1988
			タヒチを愛したフランス人画家ゴーギャンの最後の作品といわれる『後向きにすわるマルケサスの女』が、下絵だけではなく、油彩画も存在することが判明した。ブラック・マーケットで“幻の作品”を5千万ドルで落札した日本の実業家、雑賀洋次郎は、この絵を1億ドル以上で“表”市場に出そうとしていた。だが、絵のモデルになった女性の孫娘ゴーグは、投機目的で絵が冒涜されることに悲憤を感じ、絵がこの世から永遠に消滅することを望む。委託を受けた画商ロレンスは、絵が2度と修復できないよう粉々にしてほしいとゴルゴに依頼するが……。
|  | 標的 | ゴーギャンの油彩画/雑賀コンツェルン総帥 雑賀洋次郎 | 
|---|---|---|
|  | 依頼人 | 画商 ロレンス/不明 | 
|  | 報酬 | 不明 | 
|  | 射程 | 推定300メートル | 
|  | 射撃数 | 1発 | 
|  | SEX | 0人 | 
|  | 任務地 | 日本・軽井沢 | 
|  | 見所 | 金の力にモノを言わせて芸術品を買い漁る投資家たちの行動の陰で、心を傷つけられている人がいることを教えてくれる作品。ゴルゴは標的の血液による汚れと、銃弾の破片による無数の穴で、絵を修復不可能にする。 | 

 
	