第192話
SPコミックス第56巻
バンプ・ザ・ガリバー
脚本協力きむらはじめ
発表年1982
日本のコンピュータ会社「旭製作所」の産業機密がKGBの手によってFBIに持ち込まれた。FBIは日ソが手を組んだのではと警戒、調査を開始する。しかし、その目的は日本の青年官僚たちとKGBによって、囮捜査で自分たちに恥をかかせた元FBI防諜室のエッカートに、同じように恥をかかせるために仕組んだ罠“泡かませ作戦”だった。日本人を“黄色いサル”と見下していたエッカートは、目の前を舞い落ちる落葉をゴルゴに狙撃された直後、彼らはその気になればゴルゴを使っていつでも自分を殺せるということを思い知らされ、死よりも辛い恥辱を味わう……。
標的 | ガリウムひ素基板のチップ/落葉 | |
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依頼人 | 旭製作所研究所工学博士 石井泉 | |
報酬 | 不明 | |
射程 | 推定300メートル/不明 | |
射撃数 | 2発 | |
SEX | 0人 | |
任務地 | アメリカ・ワシントン | |
見所 | 依頼人の石井と日米の人種観について議論するゴルゴ。「国境や人種を前提としている以上、“おなじ穴の貉……だ」と仕事の話から脱線して持論を述べている。 |