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ビッグオリジナル
2015/05/29発売
村上もとか
1945年(昭和二〇)、上田としこは28歳。日本が戦争に負けた時、としこは満州の地で働いていた。もしも、叶わないものを「夢」と呼ぶとするならば、「漫画家になる」というのは、としこにとって夢でしかなかった。大きな戦争は終わった。けれど、満州の日本人、とりわけ一人の女・上田としこの戦争は、終わりが見えないのであった─────