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ビッグ増刊号
2016/02/29発売
こやす珠世
僧侶でありながら救急医として最前線に立つ“僧医"・松本。彼は患者の家族を殴り、謹慎処分を受けてしまう。因果応報、自業自得。僧侶としても、救急医としても、自分の未熟さを思い知るのだった。すべての執着を捨てるのが仏の教え、生に執着して命を救うのが救急医。その境界で「あるべき姿」を追い求め、道を見失いそうな彼を動かすのは……「目の前の命を救えなかった悔しさ」だけである。