1933年、それは日本が国際連盟を脱退し、ドイツではナチスが政権を握った年。
ひとりの売れない漫画家・白鼻進(はくびしん)は、人生最大の賭けに出た。
『のらくろ上等兵』をパロッた『ぶちねこ四等水兵』という漫画で大ヒットを作り出そうというその野心は、戦争への予感が色濃くなった時代にマッチしてし、誰も想像し得なかった地位へと白鼻進を連れて行くが…
第21回文化庁メディア芸術祭のマンガ部門新人賞を受賞した『バクちゃん』、「このマンガがすごい!2023」オンナ編にランクインした『花四段といっしょ』の著者が、戦時中を舞台に漫画家の業を描くフィクション。
登場人物紹介
甘神白鼻進
第二次世界大戦前後に生きる、うだつのあがらない漫画家の卵。恋人・あんに尻を叩かれながら漫画を描く日々だったが、ある日、漫画『のらくろ上等兵』に出会う。