オリジナル増刊号
2018/12/27発売
こはぜ町ポトガラヒー 〜ヒト月三百文晦日払〜 第1集
昌原光一
〈 書籍の内容 〉
ここは、昨日の涙も笑いに変わる場所。
華のお江戸の片隅に、小さな長屋がありました。
侍大家のこの長屋、住人は揃いも揃って“ワケあり"者ばかり。
過去の罪、大切な恋の終わり、親子のすれ違い、女の生きる道、自分の正義を貫くこと……
苦しくって難しいこと全部、ここの“人情"がくるんでくれる。
優しさ以上、お節介未満――
ちいさな長屋の大きな人情、とくとご覧あれ!
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
「人情」という、誰でも知っているようで、誰も上手く説明できないもの。
その正体を軽やかにそっと見せてくれるのが昌原氏の作品です。
漫画家にファンも多く「一体どうやって作画しているの!?」と同業者からの質問が相次ぐほどの、傑出した光と陰の表現にもご注目ください。
〈 目次をみる 〉
第一話 部屋住み大家 5
第二話 楊枝職人 嘉助 35
第三話 按摩 蛯ノ市 59
第四話 傘張り 又四郎 83
第五話 当主 彦衛門 107
第六話 徒目付 横川雅大 131
第七話 生酔 観音菩薩 155
第八話 科人 おりん 183
第九話 産声 203