恩師、伊勢崎教授の紹介で、京都の大学に講師として赴任することになった姫路かの子。
研究室がもう一人の講師と相部屋になることを知らされ、訪ねてみると…そこには溢れんばかりの文房具の山が!
なんと、相部屋になった男性講師、蜂谷皐月は超文房具マニアだった!
周囲の文房具に触ることも嫌がられ、先が思いやられるかの子。
だが、そのかの子にも、文房具にまつわる、ある苦い思い出があった…
かの子と蜂谷、二人の関係を軸に、『文房具』という、誰の身近にもある道具と、それにまつわるエピソードと人間ドラマを丁寧に描く、新感覚ストーリー!!
資料提供/高畑正幸(文具王)
登場人物紹介
姫路かの子
恩師の紹介で春から京都の大学に講師として赴任してきた女性。同室の蜂谷とノリが合わず、苦労するのだが…?
蜂谷皐月(はちやさつき)
かの子と研究室で相部屋の講師。生活文化史を教えるかたわら、とてつもない文房具マニアで、大量の文房具を研究室に所有している。