第187話
SPコミックス第57巻
河豚の季節(ふぐのとき)
脚本協力きむらはじめ
発表年1982
日本からレーダーや時限信管など、武器輸出の仲介をしているユダヤの武器商人マインベルグ。この戦後最大の謎の人物を、都新聞記者の村本が追いかけていた。その記者魂に根負けし、マインベルグが明らかにした謎の過去には、戦時中、ユダヤ人を満州に定住させる“河豚計画”に絡んだ、彼らの哀しい歴史が隠されていた。アジアに王道楽土を建設する計画は戦時色が強まるにつれて色あせ、ユダヤ人たちは共同租界内の収容所に移されてしまう。そして、そこには後のゴルゴを彷彿とさせる1人の少年、東郷英治の存在があった。
標的 | マインベルグ商会 M・H・マインベルグ会長 | |
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依頼人 | リビア国家元首 カダフィ大佐 | |
報酬 | 40万ドル | |
射程 | 推定2メートル | |
射撃数 | 1発 | |
SEX | 0人 | |
任務地 | 中国・上海 | |
見所 | 昭和8年と現代を、“第二次大戦”と“人種問題”のキーワードで結びつけた壮大なスケールの作品。ゴルゴの出生の秘密に関わる話にもつながっていく。 |