任務の後、ゴムボートでペルー沖を漂流していたゴルゴは、たまたま通りかかったエクアドルの囚人訓練船サリナス号に拾われた。その翌日、インディオ解放を合言葉に革命を起こそうとする囚人たちが船を乗っ取った。だが、間もなく嵐がやって来て、船は操縦不能に。なす術もない彼らは、人質の船長に船を操縦するよう命令するが、人質たちの解放と囚人たちに手錠をかける交換条件を出され、交渉は決裂。両者の面子争いに巻き込まれたくないゴルゴは、自分が生き延びるために囚人たちを指揮して嵐を乗り切ろうとする。