神父セルジオ・モレッティは、アメリカでの抗争に敗れてシシリー島に帰って来たマフィアのジョゼッペ、デニーのバレンチノ兄弟に義父を殺された。その復讐を果たすため、銀行強盗で得た金でゴルゴを雇う。1人分の仕事料しか払えないため、兄ジョゼッペの殺害をゴルゴに依頼し、弟デニーは自分で殺す計画だった。しかしアメリカからの刺客を警戒する兄弟は、警察とグルになって厳戒態勢をとっているため、島に武器を持ち込むことも、島で調達することも不可能な状態だった。武器を持たずに島に潜入したゴルゴは、いかにして任務を遂行するのか。