南極大陸西部のアムンゼン海岸の島にある生物用ウイルスの製造・貯蔵秘密基地で研究員が次々と死亡する事件が起こった。生き残ったコーニング博士も愛娘クリスチナを失ったショックから精神障害を起こし、哺乳類に対して脅威的な破壊力を発揮するウイルスが入った保冷筒を持って、基地を飛び出した。保冷筒の回収を依頼されたゴルゴは南極大陸へと向かう。マイナス40度の極寒世界とウイルスの恐怖と戦いながら進むゴルゴ。だが、すでに博士はウイルスをある場所にばらまいた後だった。