アメリカ・メキシコ国境、アリゾナ州・ノガリスに配備された密輸防衛犬“ピンキー”は、自己防衛能力を備えたスーパー・ドッグだ。この犬により国境警備は厳しくなり、麻薬を運び出せなくなった密売組織は多大な損害を被っていた。組織のボス・ローレンスは射撃自慢の部下アドルフにピンキーを狙撃させるが、灰色の体毛に惑わされ、かすり傷ひとつ負わせられない。そこで、ローレンスはゴルゴに任務を依頼する。それが気に入らないアドルフは、ゴルゴの失敗を見届けてから不意打ちを食らわせ、報酬の5万ドルを奪い取ろうと企む。