第107話
SPコミックス第29巻
行方不明のH氏
脚本協力外浦吾郎
発表年1976
チームスターズ・ユニオン(トラック運転手労組)の委員長として独裁権力を握っていたジェームス・R・ホッファは、汚職事件で懲役13年の判決を受けたが、特赦で出獄後、内部抗争に巻き込まれて行方不明になった。このホッファのニセ者をKGBが作り上げた。ニセ者のホッファによって米労働界、政界、CIAとマフィアとの黒い関係を議会であることないこと織り交ぜて公表されるのを恐れたCIAは、ニセ者殺害をゴルゴに依頼する。今後の混乱を避けるため、顔がわからないように始末してほしいという条件を付けられたゴルゴは……。
標的 | ジェームス・R・ホッファのニセ者 | |
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依頼人 | CIA アル・ハッチャーほか | |
報酬 | 不明 | |
射程 | 推定600メートル | |
射撃数 | 推定12発 | |
SEX | 1人(娼婦スージー) | |
任務地 | アメリカ・ロサンゼルス〜アリゾナ間の上空 | |
見所 | 顔の筋肉の動きの違いや、耳の下にケシ粒ほどのホクロがないという理由から、すぐにニセホッファであると見抜く。読唇術屋を雇っての仕事というのも面白い。 |