モスクワで経理事務をしているロシア女性のミーナ・ソロコフは、出来心からの過ちにつけこまれ、KGBの工作員になるよう強要される。秘密工作員養成所の訓練生となったミーナは、アメリカの戦略空軍参謀次官ウォーカー中将付き２等秘書官アンジェラ・カーターにそっくりであったため、アメリカ人になりすますスパイとして養成所で訓練を受けていく。同じころ、ゴルゴが養成所に潜入してくる。モスクワでの最終試験も終わり、アメリカに送られ工作員としての人生を歩もうとしていたミーナだったが、中継地のフィンランドでゴルゴを見つけてしまう。