第205話
SPコミックス第61巻
裏切りのスワチスカ
脚本協力工藤かずや
発表年1983
西ドイツ外務省安全保障担当補佐官リヒャルツ・ゼル暗殺未遂事件を目撃したアメリカの放送記者キャンドルは、暗殺者の手にチベットのシンボル“スワスチカの刺青”を発見する。それには第二次大戦中に起きたチベット兵大量虐殺の秘密が隠されていた。当時、チベット兵の隊長だったゼルは、1500人の部下を見殺しにして敵前逃亡。その際に地下壕に隠されていたヒトラー日記を持ち出し、これを利用して高級官僚に上り詰めた。もしこの日記をソ連が入手すれば、INF(中距離核戦力)制限交渉で西側は間違いなく完敗する。現在の世界情勢をも変えかねない秘密文書を封印すべくゴルゴが出動する。
標的 | リヒャルツ・ゼル/ヒトラーの日記 | |
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依頼人 | 元ドイツ第三帝国副総裁 ルドルフ・ヘス | |
報酬 | 50万ドイツマルク | |
射程 | 推定300メートル | |
射撃数 | 2発 | |
SEX | 0人 | |
任務地 | 西ドイツ・インゴルシュタット〜ミュンヘン間 | |
見所 | ヒトラーの日記と、それを所有するゼルを同時にこの世から抹殺する仕事なので普段の約3倍の報酬で引き受ける。38年も前のヒトラーの亡霊に踊らされる人々の哀れさ、滑稽さも見どころ。 |