第024話
SPコミックス第4巻
査察シースルー
脚本協力小池一雄
発表年1970
戦前から長くソ連の外交を担い、その辣腕ぶりに西側からも一目置かれていたモロトフが復権した。大物の復活と同時期、アメリカの偵察衛星「査察シースルー」のカプセルが奪われ、ソ連の手に渡る。アメリカはモロトフが国連で、シースルーの機密をアメリカの軍事主義の証拠だとして国連理事会で暴露すると判断。世界大戦への突入すら覚悟で、モロトフ暗殺をゴルゴに依頼する。だがゴルゴの元にはKGBキニスキー大佐から、アメリカの手の内はすべて知られていると暗示する「遺言」が届けられた。
標的 | ビアチェスラフ・M・モロトフ | |
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依頼人 | アメリカ軍産複合体の最高首脳陣 | |
報酬 | 50万ドル | |
射程 | 推定100メートル | |
射撃数 | 2発 | |
SEX | 1人(ベルマ・ハーロー) | |
任務地 | アメリカ・ニューヨーク | |
見所 | ゴルゴが依頼を放棄したかにも見える作品。”悪者”のソ連が平和を願い、アメリカが核戦争を辞さず強硬手段に出るという逆転の構図にあり、面白い仕上がりになっている。 |