トップ  >  漫画家VS編集者、お弁当対決!? 『461個の弁当は~』単行本発売記念バトル勃発!【前編】 ( 2016/02/15 )

2016.02.15

漫画家VS編集者、お弁当対決!? 『461個の弁当は~』単行本発売記念バトル勃発!【前編】

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TOKYO No.1 SOUL SETや猪苗代湖ズなどで活躍するミュージシャン・渡辺俊美氏の大人気エッセイを、『おもいでだま』の荒井ママレ氏がコミカライズした『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』。このコミックスの発売を記念して、執筆をきっかけにお弁当熱が高まってきたという荒井氏と、元々お弁当作りを趣味にしていた担当編集者による「お弁当対決」が行われました。




ルールは簡単、それぞれが作ってきたお弁当のどちらが美味しいかを競うというもの。渡辺俊美氏のご子息である渡辺登生(トーイ)さん、そして同作が連載されていたヒバナの編集リーダー・湯浅の二人がジャッジします!





出場選手






荒井ママレ
第63回小学館・新人コミック大賞に入選しデビュー。著作に『おもいでだま』(全4巻/BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)がある。今回のコミカライズ執筆をきっかけにお弁当作りへの意欲がわきあがり、新しいお弁当箱や卵焼き専用フライパンなどを購入。





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「原稿作業中はご飯が適当になりがちで、晩ご飯の残りをタッパーに詰めたものを翌日のお昼ご飯のお弁当にしてました。でも最近はもうちょっと頑張ろうと思っていて、今日はちゃんと朝から作りました!





豊田夢太郎
ヒバナ編集部所属。『461個~』担当編集者。他に、オノ・ナツメ、野田彩子、鎌谷悠希各氏ほか担当。幼稚園に通う娘のお弁当を、週2?3回×3年間作り続けている。





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「家族の朝食&子供のお弁当づくりは唯一の趣味。不器用なのでキャラ弁は作れないけど、栄養バランスには気を遣ってます。荒井さんには申し訳ないですが、この勝負、勝ちに行きます!」





ゲスト審査員






渡辺登生
『461個~』原作エッセイを書いた渡辺俊美氏の息子さん。同作にももちろん登場。現在、大学生。最近、実家を出て都内で一人暮らしを始めた。





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「最近、一人暮らしを始めたので、手作りのお弁当を食べるのは本当に久しぶり。父はいつも、お弁当や僕のための食事はすごく凝って作るんですけど、自分の分だけはスパゲッティにもやしを和えただけのとか、本当に適当で。でも、父のそういう気持ちも、一人暮らしをきっかけに最近わかるようになりました(笑)」






ではでは早速、実食! まずは担当編集者・豊田のお弁当から。ちなみに、『461個~』で「お弁当に必ず入れるメニュー」として登場する「卵焼き」と「肉巻き」は、今回の対決の必須メニューになっています。





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はい、ドーン! 大きめのお弁当箱に、ご飯もおかずもみっちみちに詰まってます! 男の弁当感、ある!







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・鶏そぼろごはん
・じゃことゴマの卵焼き
・オクラ肉巻き
・にんじんしりしり
・ほうれん草とじゃこのおひたし







登生 じゃあ、オクラの肉巻きから...あ、美味しい! オクラ、大好きなんですよねー。




湯浅 うん、オクラの歯ごたえもちゃんと残ってていい感じ。




登生 父のお弁当でオクラの肉巻きが入ってる時は、ご飯に乗ってる梅干しと和えて一緒に食べるのが好きでしたね。...あ、このそぼろご飯、懐かしい味がしますね。




湯浅 ご飯がちゃんと『二階建て』になってて、間に海苔が挟まってる! 子供のころ、こういうの嬉しかったなぁ。




登生 このにんじんは、なんですか?




豊田 『にんじんしりしり』ですね。(※レシピは記事の最後に!)




登生 にんじんって、なかなかご飯のおかずになりづらい気がするんですけど、こういう風にするとちゃんとおかずになるんですね。美味しいです!





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湯浅 この卵焼きは...。




豊田 じゃことゴマが入ってます。味付けは白だしで。




荒井 俊美さんが作る卵焼きは、本当に種類が豊富でしたよね。




豊田 紅ショウガ入りの卵焼きが美味しそうだった...! ウチも子供が紅ショウガ食べられるようになったら...。




登生 あ、あれはたぶんお子さんでも大丈夫ですよ、優しい味になるので。ほうれん草とじゃこのおひたしもいいですね。一人暮らしの自炊だと、ほうれん草は高くて手が出なくて...久しぶりに食べた気がする。




湯浅 いやぁ、俺も最近、コンビニ弁当とか外食に飽きちゃって、自分でおにぎりとゆで卵作って会社に持ってくるようにしてるんだけど、卵焼きですらプレーンのを一度作ったきりだなぁ...。




荒井 登生さんは、自分ではどんな料理を作ってるんですか?




登生 父から教わった『わさびスパゲッティ』とかよく作りますね。途中まではペペロンチーノの作り方と一緒で、茹で上がったパスタをフライパンで和える時に、日本酒とわさびと麺つゆを混ぜたものを加えるっていう。具材に鶏肉とかを足しても美味しいです。鶏肉も、コスパがいいですしね(笑)





...担当編集者・豊田による「男の自作弁当」は、まずまず好評の様子! 対する荒井氏のお弁当は...? 後編へつづきます!




そして、本来ならば記事中にお弁当制作中の写真が入るはずだったのですが...豊田は撮影するのを完全に忘れていたため、非常に中途半端なことに...。





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オクラ肉巻き...を、作り終わったところ







担当編集者・豊田流にんじんしりしり






[材料]
 ・にんじん(1本)
 ・ツナ缶(オイル漬けのもの/1缶)
 ・卵(1個)
 ・いりごま(適量)
 ・顆粒だし(適量)
 ・塩胡椒(適量)




[作り方]




にんじんをすべて千切りにして、ツナ缶のオイルで炒める。軽く火が通ったところで顆粒だしとツナを加えて、全体にしんなりしてきたら、といた卵を加える。卵が固まってきたところで塩胡椒で味を整えて完成。





 お弁当対決【後編】へ続きます





(構成:ヒバナ編集部)

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461個の弁当は、親父と息子の男の約束。 渡辺俊美/荒井ママレ

関連リンク
「ヒバナ」公式サイト
『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』紹介ページ


【初出:コミスン 2016.02.15】

461個の弁当は、親父と息子の男の約束。,ヒバナ,新井ママレ,渡辺俊美