早くビル解体して！『あ"さ"ひなぐ』こざき亜衣先生心の叫び #小学館ラクガキ

 小学館ビルの建て替えは決定事項、だから最後にラクガキを......。でも、こんなに楽しいラクガキがいっぱいのビルを見たら、なんだか切なくなってきて......もう少しだけ小学館ビルの姿を見ていたい！　これからまた、ずうっと小学館ビルといっしょにくらさない！！（©藤子・F・不二雄）なんて思ってしまった人もいたのではないでしょうか。

そんな中、一刻も早い小学館ビルの解体を願う声がTwitterに......。

最初のラクガキの日、路上に面した窓ガラスの一角、外からも絵が見やすいこの一等地に、『クロサギ』の黒丸先生と『たべるダケ！』の高田サンコ先生が、ビルの外からラクガキを見る人が読めるように文字を反転したラクガキをしていました。

２回目のラクガキに参加した、こざき亜衣先生も、その反転ラクガキの上に「スピリッツ」で連載中の作品『あさひなぐ』から二ツ坂高校薙刀部のメンバーと、反転した文字で作品タイトルを描き込みました。

この窓のラクガキを......

外から見るとこう！

しかし、そのサービス精神が裏目に出たか、いや裏目に出ていないのか、『あさひなぐ』の"さ"の字だけが裏返っていなかったという事実が発覚！　外側から見ると、見事に作品タイトルが『あちひなぐ』と読めてしまう事態に......。

このミスに気付いたこざき亜衣先生がTwitterに投稿したのが、冒頭で紹介したツイートなのですが、よく見るとそのツイートも『あ"ち"ひなぐ』が『あ"さち"なぐ』になっていて、その動揺ぶりがひしひしと伝わってきます。

果たしてこのツイートはRTされまくり、「いまから『あちひなぐ』のネーム描きます！」と、悲しみの内にTwitterでビルの早期解体を叫ぶ、こざき亜衣先生なのでした！

＜記事：平岩真輔（コミスン）　撮影：太田真三、大槻志穂、外山亮介、西村千春、林紘輝、ぺらねこ、三輪憲亮、横田紋子＞