1986年４月、アメリカ空軍はリビアの首都トリポリとベンガジを爆撃した。その際にテスト使用した新型ASM（空対地ミサイル）が、原因不明の不発により残されてしまった。KGBの手に渡り、最新技術が解明されることを恐れたCIAは、ソ連に空輸される前に爆破してほしいとゴルゴに依頼する。女性工作員エルザと共にリビアに向かったゴルゴだが、砂漠で潜入を察知した秘密警察に捕まってしまう。だが、これは彼らの車を利用し、目的地のトリポリまで移動するための“手段”だった。脱出に成功した2人は、ミサイル搭載のトラックを待ち伏せるが、道路に埋めた爆弾を敵に発見されてしまい……。