第001話
SPコミックス 第1巻
ビッグ・セイフ作戦
脚本協力小池一雄
発表年1968
後ろからそっと忍び寄った娼婦を振り向きざまに殴打し、暴行傷害で逮捕されるシーンから始まるという衝撃的シーンから始まる。元ナチ親衛隊長のベルンハルト・ミューラーはドイツが大戦中に偽造した英国通貨の偽札を大量に隠し持っていた。この情報を掴んだ英国諜報部は、ポンドの価格の暴落を恐れ、ベルンハルト殺害をゴルゴに依頼しようとするが、ゴルゴはその会見の際に後ろに立った2人の男に対し、いきなり右パンチ&顔面キックをお見舞いし、「おれのうしろに音もたてずに立つようなまねをするな………おれはうしろに立たれるだけでもいやなのでね……」と語る。ゴルゴは大金庫の中にある偽札を確認するために、2日に1回金庫を開けるというベルンハルトの習慣を利用して大金庫の中に潜入し、標的を待ち受ける。そして標的が現れて……。
標的 | 元ナチ親衛隊長のベルンハルト・ミューラー | |
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依頼人 | 英国諜報部 | |
報酬 | 推定1万5千ポンド | |
射程 | 推定5メートル | |
射撃数 | 3発 | |
SEX | 1人(娼婦) | |
任務地 | スイス・チューリヒ | |
見所 | 依頼人から報酬を受け取り、「領収書はいらないだろうね?」とジョークをかますゴルゴ。若さなのか、必要のない言動が目立つのが、このころのゴルゴの特徴だ。 |